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2012年 11月 09日

よだかの星

好きな山漫画の中で抜粋されて出てくる詩。

宮沢賢治のよだかの星。

すごく切なくなる。

今度図書館で借りてチビ達に読んであげよう。



よだかの星」(好きなトコ抜粋)



よだかは実にみにくい鳥です。


顔はところどころ味噌をつけたようにまだらで、くちばしはひらたくて、耳までさけています。


ほかの鳥はもう、よだかの顔を見ただけでも、いやになってしまうという工合でした。


ほんとうは鷹の兄弟でも親類でもありませんでした。


「お日さん、お日さん。どうぞ私をあなたの所へ連れてって下さい。灼けて死んでもかまいません。私のような


みにくいからだでも灼けるときには小さなひかりを出すでしょう。どうか私を連れてって下さい。」


夜だかはぐらぐらするほどまぶしいのをこらえて、矢のように、そっちへ飛んで行きました。


行っても行っても、お日さまは近くなりませんでした。


よだかはもうすっかり力を落してしまって、はねを閉じて、地に落ちて行きました。


そしてもう一尺で地面にその弱い足がつくというとき、よだかは俄かにのろしのようにそらへとびあがりました。


そらのなかほどへ来て、よだかはまるで鷲が熊を襲うときするように、ぶるっとからだをゆすって毛をさかだてました。


その声はまるで鷹でした。


そうです。これがよだかの最后でした。
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by montanaBOB | 2012-11-09 01:24


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